食と臓器

 

3)アーユルベーダ的見地:食と臓器について

 

前回のニュースレターが、あまりにも反響が大きく、色々な方から『私、塩味よりも甘いものを求めていたけど、そう言う事だったのねえ~』とか

『私の知り合いで、いつも言動がキツイ人があごが折れる位のせんべいがよく食べたいって言っていたけど、あの先輩、そんなに固いもの食べたい位、心の中は怒りで一杯なのかと思うと、かわいそうに見えて来た』という様なご感想を頂きました。一番多かったのが、『私、ワインの渋みが好きで、それと一緒に塩気のあるチーズを食べるのが大好きだったけど、渋みは私を心細くして、塩気で自分への自信を補っていたのね。この連鎖はやめられないはずだわ~』と言う事でした。人それぞれ、味に関しての見解が有るようですが、それでも意識(心)をもって食を見直す事につながったのはとても良い事だと思います。

 

 

さて、今回は、リクエストが多かった味と臓器の関係性についてお話ししたいと思います。

 

自然界には6つの味があると言う事を前回、お伝えしました。

 

甘い/酸っぱい/塩っぱい/辛い/渋い/苦い

 

そして、この味と言うのは、体に色々な影響を及ぼします。

 

例えば、甘い食べ物は体の中でどういう変化を起こすかと言うと、体の組織ほとんどが糖分で出来ています。つまり甘い味覚ですね。

つまり、人間が生きて行く為に甘いという嬉しい味覚を備えて、積極的に甘いもの-満足感(と言う感情)を取り入れる様に、人間の体は出来ているのですね。

もしも、苦くて渋い物が体の組織を作るメインの物であったら、きっと苦くて食べたくなくて

そして、体は栄養を得られない状態になり動けなくなってしまいますものね。

 

昔ビートたけしさんが、『おいらの、顔はもうボロボロで死んでもおかしくないって言われていたのに、病院である日目が覚めた時、ア~腹が減ったなあ。何か食いたいなあって思ったんだ。その時おいら、食べたいって思うんだから、死なないな。おいら、生きるわって思ったんだ。人間てのは不思議だな。』って

コメントをしていた事がありました。

 

そんな思いをさせる糖分と連結している甘み。

 

甘みは、その他に、唾液の分泌を促します。唾液は、消化の第一歩で、これが出てくれないと、胃が大変な労力を強いられます。

つまり、よく噛まないで飲み込む人は、消化の第一歩を見逃しているので、胃に負担がかかり、未消化物が出来やすくなります。

未消化物と言うのは、アーユルベーダで言うと、病気の根源であります。また、未消化物とは食物を消化・排出しきれなかったもののことを言います。

未消化物は、粘着力があり、血管やリンパ管など、様々な管をつまらせ、体に沈殿させることで毒素となります。

 

これは、現代で言うと、コレステロール・血液の汚れ・細胞の活性酸素・宿便にあたるものとして考えられます。

その多くは、体内に留まるのですが、一部、目に見える部分にも出ます。

それは、舌に付いた白っぽい苔舌苔です。

体の自浄作用により、夜運ばれ、朝、舌苔となって表れます。

毎朝自分の舌ベロをチェックしてみてください。真っ白になっている方は、体に毒素が溜まっていると言えます。

舌ベロの奥が白い人は、大腸が汚れている事を示し、真ん中位が白い人は、小腸、そして、先の方が白くなっている人は胃が弱くなっているようです。

もし黄色味を帯びていたら、それは、体がかなり酸性に傾いて居ると言う信号です。

 

えっと、話を元に戻します。

糖分は、本来、心臓を強化したり、体の循環を良くしたり、便通をよくしたり、体自体の形成に役立ちます。

また、出産をした方にとって重要な乳も糖分から出来ています。だから、よく、乳の出が悪い時にはおはぎを食べさせると良いって言いますもんね。

 

そして、甘い味覚と関わっている臓器がすい臓と脾臓になります。

なぜ膵臓かと言うと、膵臓がインスリンの分泌を担っているからです。

甘い味覚の物は、穀類、はちみつ、甘い果物、じゃがいもやビーツなどの根菜、そして肉、乳製品、油などを指します。

 

最近では、糖尿病の方が増えましたが、単に太っていると言うだけではなくて、この糖分を多く摂取しすぎてインスリンを担う膵臓がパンクしてしまうんですね。

考えてみれば、日本に帰った時に、炭水化物で出来た物で溢れていてビックリしました。

パン、ピザ、パスタ、おにぎり、ポテトチップス、クッキー、エネルギーバー、天丼、牛丼、フライドポテト、 などなど。。。。

 

また炭水化物で出来ていない様でも、小麦粉を入れて味をマイルドにしている物が多いので、やはり、炭水化物ばかりなんですね。

現在、スーパーの3/4を占めている、箱入りまたは袋入りの加工食品-プロセスフードも良くないです。

パッケージには、緑黄色野菜入り!とか、イソフラボン1000mg入り!とか、ビタミンC入り!と書いて、

私たちに『何か良い物を食べている』と思わせがちですが、

勿論、入っている緑黄色野菜のカスカスのパウダー状の成分よりも、塩が大量に入っていたり、化学調味料で味をごまかされている事は

賢い消費者であれば、ご存知だと思います。『私は緑黄色野菜をクッキーから摂取しています』って、あり得ないですよね?そんな、不自然な事。

 

もしも、今ハッと気付いたら、今すぐ思考能力を戻すようにして見てください。

 

私の友人が大学時代に、炭水化物抜きダイエットをやる!と公言して、

翌日、朝食、何を食べたの???って聞いたら『ポテトチップス』と答えたので、

『思いっきり炭水化物じゃん』って言ったら『ポテトも??ご飯とパンが炭水化物でしょ?』と言われて、

『いや、ポテトって沢山でんぷん質が入っているから、炭水化物だよ!』と言って、驚いた覚えが有ります。

その次の日には、7イレブンで、ガーナチョコレートを食べていました。

チョコレートは、炭水化物じゃないから良いんだという彼女の理論でしたが。。。。。。

 

結局、ボーッとするし、炭水化物やめられませんと言って諦めていました。

ダイエットで炭水化物を抜くダイエットをしてしまうと、体を形成する糖分が一切入ってこない状態になるので体はカスカスのスカスカ状態になってしまいます。

やっぱり加工食品ではなく生鮮食品から自然の形で、バランスよくご飯は摂るべきだと思うのです。

 

さて

他の2つの味についても、下にチャートを作って載せてみましたのでご覧下さい。

(甘いものと塩気のものは便通を良くするっていうのが抜けていました!ごめんなさい~)

 

 

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さて、ここで、野菜についてなんですが。サラダをすごく積極的に食べましょう!って言っている事が多いと思うんです。

ブロッコリー、レタス、トマト、キュウリ、ネギ、人参、セロリ、などなど。。。。

最近では、手軽にと、青汁が出て来たりもして言いますね。

苦みと言うのは、臓器の中でも大腸と関わっています。だから、繊維質の物という点でもサラダは大きな関心を寄せられていますが、

臓器と言うかかわり合いでも、大腸とつながっているのですね。そして、面白い事に、苦みの物を食べ過ぎると便秘になるとアーユルベーダでは言われています。

逆に甘いものと塩気のを食べた方が便通に効くと言う事。つまり、サラダの繊維質があって、そして大腸を整えてくれる機能が有って、そこに甘い/塩気味の物が便意を催す様に働く事で排便が出る仕組みになっているんですね。と言う事は、やっぱり、苦みだけの物や、甘みだけの物ではなくて6つの味全てを取り入れる事で体が成り立つ様に出来ているんだと思います。

 

『良薬、口に苦し』

とはよく言った物で、苦みの有るものは、体温を下げたり、体の毒素を出したり、血液を浄化すると言う作用が有るのですから、

病気に犯された時には、やはり苦みの草木を口にするのは、理にかなっているのだと思います。

ただし、ここで気をつけなければ行けないのは、サラダがいくら良いからと言って、苦みの有る成分を食べ過ぎたり、

サラダだけを食べたりするダイエットをする方がいます。キャベツダイエットとか、青汁ダイエットとかですね。

これは、かなり危険だと言う事が分かると思います。なぜなら細胞を枯渇させる作用が苦みには有るからです。

 

一番気をつけるべき事は、『デトックス』と呼ばれている商品です。お茶とかですね。

 苦みの有るものを食べる事=健康 には結びつきません。

自分の体がどれだけ苦み成分を必要としているのか、知らずに摂り続けると危険ですよと言う事です。

体重、年齢、身長、そしてその人の性格によっても、摂るべき量と言うのが変わって来ます。

 

40代の運動をせず、毎晩外でお酒とおつまみだけを食べていてお腹が出ている課長が、1週間野菜と果物だけでダイエットして成功したと言うのを聞いて、普段から運動をして痩せたいと思っているスレンダーな20代の女性が、同じ様に野菜だけのダイエットをしました。その女性は、体重も減りましたが、体のミネラルも一緒に失ってしまい、今度は気分にむらが出て来たり、髪の毛が抜けやすくなったり、目がかすみやすくなったり、ヒステリー、また月経が来ないと言う様な体調になってしまいました。そして、体を安定化させる為にアーユルベーダのドアを叩いたと言う話をクラスでDr.がしていました。

 

『商品とは売らなければいけないものであり、その為には、消費者をその気にさせる宣伝文句が飛び交う。それがあくまでも全ての消費者にとって正しいとは限らない。だから、自分の体を知る事が一番の大前提で、健康を図らなければ行けないんだ』と言っていました。

 

確かに、宣伝文句で『無脂肪のアイスクリーム』って言うのが売っていて、まさかそれで痩せる訳がないですよね。

でも、アイスクリームを食べる上での罪悪感みたいな物は、なんとなく取り除いてくれている気がします。

(逆に、牛乳から脂肪を抜く事の方が不自然であり、体にとって負担が大きくなるのですが。)

 

体にとって悪い物に、デトックスとかビタミン入りといった良い物を混ぜ合わせて、

いかにも、体に良さそうな物に変身させて売っている物には気をつけなければ行けませんね。

 

体の細胞が元気で無くなると言うのは、体が衰弱して行く事を意味します。

そして、それは甘い物や塩気の物を食べたからダメだとか、苦みのあるものを摂取すれば大丈夫だとか、そういう事ではないんですね。

全ての味は体の臓器と密接なつながりがあって、全てをまんべんなく摂る事が一番大切であります。

そして、自分の体が何かに偏っていたら、そこにはいつも体からの信号があります。

便秘、ニキビ、舌苔、頭痛、むくみ、爪の割れ、白目の部分の色、鼻のつまり具合、目やに、頻尿 などなど。

それらに耳を傾ける事が、やっぱり体を健康に保つのに役立っていて、そして、味を通じて健康を保つ事は大切だと思います。

 

ここで余談ですが、O脚の方も味によって、O脚になっているのだと言われています。

一般的に、O脚は足が問題ではなく、腰が問題であると言われています。

果物や甘いものの食べ過ぎによって骨盤が開く事でO脚になります。炭水化物や豆類などタンパク質も多く摂りすぎ無い方が良いようです。

そして逆に内股の方は、母親が妊娠中に良く煮た者や漬け物などの塩分の強い物、あるいは卵、肉、魚、とくに干物、塩漬け肉、サラミなどの食事をしていた可能性があります。なので、自分の足の形で知らせてくれている体に必要な食べ物を気をつける事、

そして、それを強化する為の筋肉運動やストレッチをする事が良いと言われています。

 

このようにして、体にでる色々な症状によって私たちの体が何が足りていないかを伝えようとしているのが分かります。

顔に出来るシミも、実は紫外線とは本当は関係ないと言われていて、食べ物によって出来ているのだと言われています。

 

では、来月は、食べ物と体に出る症状の中でも、シミと食べ物/味についてお話しする事にしましょうかね!?

5月になったら日差しが強くなって、日焼け止めを塗りたくる方が出てくると思いますから、その前に!というニュースレターにしたいなあと思います。